四十肩や五十肩と呼ばれる症状。ご経験のある方もいらっしゃると思います。正式な名称は「肩関節周囲炎」。肩に痛みが出たり肩の動きに制限が出ます。四十肩とも呼ばれます。なぜか発症の原因は詳しく解明されていません。ゆえに定まった治療の方法がないとも言えます。レントゲン検査など画像で確認できないため、湿布や鎮痛剤が処方されることが多いのです。
四十肩や五十肩と呼ばれる症状。ご経験のある方もいらっしゃると思います。正式な名称は「肩関節周囲炎」。肩に痛みが出たり肩の動きに制限が出ます。四十肩とも呼ばれます。なぜか発症の原因は詳しく解明されていません。ゆえに定まった治療の方法がないとも言えます。レントゲン検査など画像で確認できないため、湿布や鎮痛剤が処方されることが多いのです。
発症の原因が特定できないのは、レントゲンなどによる画像診断が中心だからかもしれません。レントゲンの診断は必要ではあるのですが、レントゲン検査では骨の状態を確認できても、筋肉の状態は映らないのです。筋肉に原因がある場合には特定できません。また、現代の医療では触診や動診を取り入れていないところもあります。例えば、手を挙げるなどの動作は筋肉の伸縮で骨を引っ張り、関節を曲げることで肩や腕を動かします。筋肉に何らかの不調があると痛みが出たり、自由に動かなかったりします。また、うずくような痛みや何もしなくても痛むというのは、筋肉に何らかの炎症が起こっているのです。
五十肩の症状は、下記のような3つの時期があります。
①炎症期・・・安静にしていても肩がうずくように痛む
②凍結期・・・肩の周囲が固い、動かしにくい
③緩解期・・・肩の痛みがやわらいできた
炎症期は肩周囲の筋肉や関節に炎症が起きている時期。この時期は安静にしていても痛みがあります。凍結期は凍るように肩周囲が固くなっている状態です。緩解期は症状がやわらぐ時期です。症状はおおよそ①炎症期→②凍結期→③緩解期という順で進行します。炎症期から緩解期までの期間は、長くて約2年(個人差があります)です。五十肩は、症状に対応した治療が必要です。当院ではそれぞれの症状に合わせた治療を準備しています。
当院では原因を突き止めるために、患者様のお話を聞き詳しく問診します。続いて触診や動診を経てレントゲンなどの画像診断ではわからなかった本当の原因を突き止めます。初めての患者様に少々お時間をいただく場合がありますが、原因となる筋肉を探すための時間でもあります。場所が特定できればその筋肉へピンポイントに治療をします。
当院では「トリガーポイントリセット整体」という施術メニューがあります。筋肉の痛みの原因であるトリガーポイント(筋肉への血流不足によって生じた筋肉のしこりやこわばり)を取り除く治療です。五十肩の症状に対してとても効果的な治療です。炎症期のうずく痛みへは鍼治療やハイボルト治療などで痛みを取り除く治療(炎症が強い場合はアイシングなども)も行います。
凍結期は、痛みの原因である筋肉と同時に肩がスムーズに動くように肩周囲の筋肉を緩めながらリハビリもします。重症度により患者様に合わせてリハビリを行います。また、ご自身でもできるセルフケアなど治療内容を含めてレクチャーします。
症状の時期に合わせた治療を行うことで、痛みや動作の不調を解消して行きます。五十肩でお悩みの方は当院にご相談ください。
平川整骨院スタッフの皆様へ
初診(2月1日)から、4ヶ月になりますが、当初は、治療してから1時間程度で元に戻り感がありましたが、あせることなく状況に応じた治療のおかげで、60才代であるのですが、運動できる体調になりました。
大変感謝しております。
本記事の文責
平川接骨院/針灸治療院グループ
林 宏和
経歴
関西で16店舗の平川整体院グループ人材部部長
業界歴15年、全国の学生採用から入社後の技術研修、教育を担当