誰でも発症する可能性あり
肩こりはもはや国民病です。ある厚生労働省の調査では、自覚している症状として肩こりは女性で1位、男性は2位という結果もあるほどです。発生比率では女性が男性の約2倍となり女性に特に多いです。ちなみに海外でも同じ症状が認識されており、肩こりとは呼ばずに首や背中の疾患として捉えられています。
デスクワークなど同じ姿勢でいる時間が長いと肩こりになりやすいと言われています。なぜなら、固定した姿勢により筋肉は固くなり、筋肉に必要な酸素や栄養素が行きわたりづらくなった結果、肩こりを発症するからです。
また、肩こりの原因は、人間の身体の構造が関係しています。頭と腕の重さに耐え、姿勢をキープするには、首や肩、背中に大きな負荷がかかっています。知らぬ間に、首や肩甲骨の周囲の筋肉が疲労しているのです。
身体の中で最も重い部位である頭部(体重のおよそ12%以上)。肩こりの原因にもなる肩甲挙筋(けんこうきょきん)という筋肉が頭を支えています。前にかがむとさらに約7倍の負荷が首と肩周りの筋肉にかかります。
肩こりは、身体の構造および現代の生活様式の中では、誰もがなる可能性がある疾患とも言えるのです。
肩こり発生源はどこに?
当院では、長年の治療実績から肩こりと筋肉の特性について蓄積したデータと経験があります。筋肉は、使い過ぎでも同じ姿勢でも負荷がかかっています。このような状態が血流不足となり固くなるのです。そして固くなった筋肉は血管を圧迫し、正常な血流を妨げます。同時に筋肉に必要な酸素や栄養も不足します。この筋肉が固くなった状態で痛みが発生しているのは、トリガーポイント(筋肉への血流不足によって生じた筋肉のしこりやこわばり)が発生しているからです。このトリガーポイントが肩こりの原因です。
痛みを慢性化、拡大させないために
筋肉は痛みを感じることで無意識に防御反応をします。この防御反応によって筋肉は固くなります。筋肉が固くなると先に述べたように痛みが発生しますが、固くなった筋肉により姿勢も悪くなるのです。痛みによる防御反応によって悪くなった姿勢や筋肉の状態が続くと、身体の他の部分へも負担がかかることになり、症状が拡大してしまう危険性もあります。
こうした痛みの拡大や連鎖を断ち切るために、当院での早めの診断と治療をおすすめいたします。固くなった筋肉からやわらかい筋肉に変えるには、早い段階での治療に効果があります。もちろん、慢性化した痛みも治療の効果があります。
当院の肩こりの治療法
当院の治療は、しっかりと原因を突き止めることからスタートします。一次的に痛みを除去する対処療法でなく、原因と患部を特定することで根本的な治療をめざしています。そのために、原因となっている筋肉を特定するために問診や検査に時間をかけることもよくあります。肩こりは再発するケースも多い疾患のひとつです。根本の原因を突き止め、一時的な改善ではなく、再発しない治療をすべくスタッフ一同、日々鍛錬と施術のスキルアップをしています。
痛みの原因となるトリガーポイント(筋肉への血流不足によって生じた筋肉のしこりやこわばり)を突き止めて、患部に対してピンポイントに治療いたします。痛みを除去するために固くなった筋肉を柔らかく、そして血流を改善させます。トリガーポイントへの施術により、固くなった筋肉を通常の状態のやわらかい筋肉に戻すことは可能です。
肩こりで長い間お悩みの方、痛みが慢性化してしまった方、ぜひ当院に一度ご相談ください。