2025.06.29
こんにちは!
平川整体院の林です。
デスクワークやスマートフォンの長時間使用によって、「肩こり」に悩む方がとても増えています。
その原因の一つに「巻き肩(まきがた)」があることをご存知でしょうか?
肩こりがなかなか改善しない…そんな方は、一度「巻き肩」をチェックしてみましょう。今回は、巻き肩の原因・チェック方法・セルフケアについてご紹介します。
巻き肩とは、肩が前方に出て内側に巻き込まれたような姿勢のことです。
猫背と同時に起こることも多く、首・肩・背中の筋肉に過度な負担がかかってしまいます。
見た目では一見わかりにくいのですが、以下のような症状がある方は要注意です。
・慢性的な肩こり・首こりがある
・呼吸が浅く、疲れやすい
・腕を上げると肩が詰まる感じがする
・背中が丸くなりがち
・デスクワークやスマホ時間が長い
簡単にできるセルフチェックをご紹介します。
【壁ぴったりチェック】
①壁に背を向けて、かかと・お尻・背中・後頭部をつけて立ちます。
②この状態で「肩」が自然に壁につかない場合は、巻き肩の可能性が高いです。
肩が壁につきづらかったり、腕が前に出ていたら、姿勢が崩れて筋肉が緊張しているサインです。
1.慢性的な肩こり・首こり
・肩が前に出ることで、首や肩まわりの筋肉が常に引っ張られた状態になります。これにより筋肉が緊張し続け、血流が悪くなってコリや痛みが慢性化します。
2.四十肩・五十肩の原因に
・巻き肩によって肩関節の可動域が狭くなり、肩周辺の筋肉や靱帯が固まりやすくなります。これが続くと、年齢とともに「肩が上がらない」「服を着るのがつらい」といった四十肩・五十肩を引き起こす要因になります。
3.呼吸が浅くなる
・肩が内側に入ることで胸郭が圧迫され、胸が広がりにくくなります。その結果、呼吸が浅くなり、酸素の取り込み量が減少。日常的に疲れやすくなったり、集中力が低下することもあります。
4.頭痛や眼精疲労
・巻き肩の影響で首周りの筋肉が緊張し、頭部への血流が悪くなります。
これが続くと、緊張型頭痛や目の奥の疲れ、重さを感じることがあります。
放っておくと症状が悪化することもあるため、早めのケアが大切です。
ご自宅で簡単にできるストレッチを紹介します。
【胸開きストレッチ】
①壁の前に立ち、肘を伸ばし手のひらを壁につける
②胸を張るようにして、反対側へ身体をひねる
③胸や肩の前側が伸びている感覚を意識して20秒キープ
④左右それぞれ行いましょう(各2~3セット)
【肩甲骨寄せストレッチ】
①両腕を前に伸ばし、手を組みます。
②肩甲骨を広げるイメージで、腕を前に突き出しながら背中を軽く丸めます。
③次に、腕を後ろに組み肩甲骨を寄せるように胸を張ります。
④これを10回繰り返します。
※無理のない範囲で行いましょう。痛みが出る場合は中止してください。
肩こりがなかなか取れない…そんなお悩みの背景には、「巻き肩」が潜んでいるかもしれません。
巻き肩は姿勢のクセからくるもので、放っておくと肩や首の不調を悪化させてしまうこともあります。
まず壁チェックなどでセルフチェックをしてみましょう。
日頃からストレッチや姿勢改善を意識することで、少しずつ体は変わっていきます。
「セルフケアだけではなかなか改善しない」「もっと根本から見直したい」
そう感じた方は、ぜひ一度 平川整体院にご相談ください。
一人ひとりのお身体の状態を丁寧に確認し、最適なサポートをご提案いたします。