2023.11.24
こんにちは!「平川整体院/針灸治療院グループ」柔道整復師の林です。
水泳は健康に良い運動であり、全身の筋肉を使うことで心肺機能も向上します。
しかし、その分筋肉に負担がかかりやすいため体に不調が出る場合があります。
特に膝の筋肉には負担がかかりやすく水泳膝という症状を発症する場合があります。
この記事では、水泳膝について解説していきます。
水泳膝といわれる膝の痛みは、水泳の中で特に膝の使い方が激しい平泳ぎを行う方に多い症状です。
平泳ぎでは水中で膝をひねりながら強く水を蹴ることを繰り返します。
本来、膝関節は屈伸運動にしか対応しておらず平泳ぎのように捻じりながら屈伸することにはとても不向きな関節構造なため痛みを引き起こす場合があります。
特に太ももの前にある大腿四頭筋や内側についている内転筋は、水を蹴りながら膝を伸ばしていくと膝を外側に回す力と膝から下を外側に向ける力が加わり負担がかかりやすい筋肉です。
歩行時や階段の上り下り、立ちっぱなしの時など日常生活でも膝を伸ばすときによく使う筋肉なので水泳を行っている方にのみ水泳膝が発症するわけではありません。
筋肉に負担がかかることで血流が悪くなり、老廃物が蓄積し、トリガーポイントという筋肉のしこりが出来てしまいます。
トリガーポイントが出来てしまうと膝にいたみを引き起こしてしまいます。
誤った泳ぎ方を続けてしまうと更に筋肉に負担がかかってしまい痛みの原因になってしまいます。正しいフォームで泳ぎましょう。
泳ぐ際には十分な休息を取り、筋肉が回復する時間をとりましょう。
疲労が蓄積すると怪我や水泳膝のリスクが高まります。
ストレッチをすることで筋肉の柔軟性を保ち、怪我や水泳膝の予防につながります。
以下では水泳時に負担のかかりやすい大腿四頭筋、内転筋のストレッチを紹介します。
1.正座をします。
2.太ももの前側が伸びているのを感じたら20〜30秒この状態をキープします。
3.伸びた感じがしなければ体の後ろに手を置き少し後ろに倒れていきます。
4.伸びた感じがすればその状態をキープします。
1.片足を台の上に乗せゆっくりと上体を横方向に倒していきます。
2.立っている方の足は軽く曲げます。
3.太ももの内側が伸びているのを感じたら10〜15秒キープします。
水泳膝の症状は筋肉によって引き起こされています。
膝まわりの筋肉は泳ぐ際だけでなく日々の生活においても負担がかかりやすいです。
適切な習慣やストレッチを行うことで水泳膝を予防しましょう。