2023.10.31
こんにちは!兵庫 平川接骨院/針灸院 柔道整復師の林です。
今回は【五十肩】を発症した時に起きるしびれについて、原因と対処法をご紹介します。
最近肩が上がらない、肩をあげると痛む、夜寝ているときに肩がしびれる・疼くとお悩みの方は、是非この記事を読んで参考にしてみてください!
まず五十肩とは、肩の関節周囲に炎症が生じ痛みや運動制限を引き起こす疾患のことで、正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれています。
五十肩は主に中高年の人々に発症するケースが多く、発症する年代により四十肩と呼ばれる場合もあります。
五十肩が発症する原因はいまだに分かっておらず、治療方法も定まっていません。
そのためレントゲンや画像検査を行っても画像に映らないことが多く、対処方法も湿布や痛み止めで安静にする「対処療法」が取られています。
五十肩の症状は3つの時期に分けられます。
①炎症期
肩周囲の筋肉や関節に炎症が起きている時期(安静にしていても方に疼くような痛みがある)
②凍結期
肩関節が固くなって動かない時期(肩の周囲が硬くなっている)
③回復期
症状が軽減し、少しずつ治っていく時期(肩の痛みが緩和してきた)
炎症期から回復期になるまで個人差はありますが、長くて2年と言われています。
五十肩によるしびれを引き起こす主な原因は以下の3つが考えられます。
・筋肉の緊張
五十肩を発症している人は、肩の痛みや運動制限を補うために周囲の筋肉を過度に使いすぎている可能性があります。
筋肉に過度な負担がかかることで、筋肉が緊張し神経を圧迫するため、しびれを引き起こしてしまいます。
・トリガーポイント
五十肩には特定の筋肉内にトリガーポイントと呼ばれるしこりが存在します。
トリガーポイントとは、長時間の悪姿勢やデスクワークなどで過度に負担がかかった筋肉が緊張することで血流不足になり、引き起こされる筋肉の固まり(しこり)のことを指します。
トリガーポイントは筋肉の硬化や収縮をも引き起こし、しびれの原因ともなります。
・神経圧迫
五十肩による肩関節の変化が神経を圧迫し、しびれの症状を引き起こす場合があります。
特に、関節包の硬化や炎症が神経に影響を与えると考えられます。
トリガーポイント整体とは、痛みの根本的な原因となっているトリガーポイントの緊張をほぐし、血流を促進することで痛みを緩和させる治療方法です。
トリガーポイント整体では、専門家の指導を受ける方法と自宅で簡単に出来るセルフケアの両方を行うことができます。
・専門家の指導を受ける場合
整体や接骨院では、お客様の症状やお悩みを十分に伺い、身体の状態を詳しく検査した上でトリガーポイントを特定します。
専門的な治療のため、しびれの原因だけではなく痛みや運動制限の原因ともなっている根本的な問題をも見つけ出し、改善へと導きます。
・セルフケア
専門家によるトリガーポイント整体の効果をサポートするために、自宅でのケアも重要です。
例として筋肉のバランスを取り姿勢を整えるための、トリガーポイントに対するマッサージやストレッチ、筋力トレーニングなどが挙げられます。
また、トリガーポイントの改善には患部を温めるのが効果的です。
筋肉を温めることで血流が促進され、筋肉を緩めることができます。
日常的にお風呂や温湿布を使用して筋肉を温めるようにしましょう。
是非こちらのトリガーポイントの見つけ方やほぐし方についてのブログを参考に実践してみてください!(詳しくはこちら)
セルフケアの際は、安全性と痛みの程度に注意が必要です。
慢性的な症状や強い痛みがある場合は、医師や専門家を受診することをお勧めします。
五十肩によるしびれはトリガーポイント整体によって改善できる可能性があります。
継続的な治療が必要な場合は、医師や専門家を受診し適切な治療プランのもと改善していくことが重要です。
兵庫 平川接骨/針灸院では五十肩の痛み・しびれの原因を正確に把握するために、まず初めにお客様のお悩みを丁寧に伺った上で治療を行います。
また当院ではトリガーポイントリセット整体を行っており、痛みを引き起こしているトリガーポイントを重点的に改善していきます。
炎症期の疼く痛みやしびれに対しては、ハイボルト治療や針治療などを使用し、早期改善・再発予防に努めます。
炎症が強い場合はアイシング等の自宅でできるセルフケアも合わせて指導させていただきます。
お客様の重症度やお悩みに合わせて適切な治療をご提供いたしますので、五十肩のしびれにお困りの方は是非お気軽に兵庫 平川接骨/針灸院にご相談ください!
五十肩に効果的なトリガーポイントに関する情報はこちらから