2025.07.28
こんにちは、平川整体院の林です。
最近よく耳にする「ストレートネック」。
スマートフォンやパソコンを使う時間が増えた現代では、誰にでも起こりうる状態です。
「なんとなく首や肩が重だるい」
「頭痛が増えた気がする」
「朝起きてもスッキリしない」
そんな方は、もしかしたらストレートネックが関係しているかもしれません。
この記事では、ストレートネックとは何か、どんな原因で起こるのか、またその症状についてわかりやすく解説します。
本来、人の首の骨(頸椎)は緩やかなカーブを描いています。このカーブがあることで、頭の重さ(約5~6kg)をバランスよく支え、衝撃を和らげています。
ところが、首のカーブが失われて真っすぐに近づいてしまった状態を「ストレートネック」と呼びます。
つまり、頭を前に突き出すような姿勢が常態化していると、首の構造が崩れてしまうのです。
スマホを操作するとき、無意識に頭が前に出てしまいます。
この姿勢を長時間続けると、首のカーブが失われていきます。
座る時に背中が丸まったり、あごが前に突き出た姿勢を取ることも、ストレートネックの原因に。
肩甲骨周りや背筋が弱くなると、正しい姿勢を保ちにくくなり、頭を支える筋肉も緊張しやすくなります。
寝ているときに首の角度が不自然になると、首のカーブに悪影響を与えることがあります。
ストレートネックは、単に「姿勢が悪い」だけの問題ではありません。首まわりに無理な負担がかかることで、以下のような不調を引き起こすことがあります。
・慢性的な首こり・肩こり
→ 首の筋肉が常に緊張し、だるさや重さを感じやすくなります。
・頭痛(緊張型頭痛)
→ 後頭部から頭全体が締めつけられるような痛みを感じることがあります。
・目の疲れ、集中力の低下
→ 首のこりが目の使いすぎと連動し、眼精疲労や集中力低下につながることも。
・寝つきが悪く、睡眠が浅くなる
→ 首や背中の緊張がリラックスを妨げ、眠りの質に影響を及ぼすこともあります。
【自分でできるチェック方法】
自宅で簡単にできる「ストレートネックチェック」をご紹介します。
【壁チェック】
・後頭部が壁につかない
・頑張らないとつかない
・顎が上がってしまう
これらに当てはまる方は、ストレートネックの可能性があります。
ストレートネックを防ぐ・悪化させないためには、日常の姿勢や習慣を見直すことが大切です。
画面を目線まで上げることで、首を前に倒す角度が減ります。
・背もたれにしっかり寄りかかる
・モニターの高さを目線に合わせる
・腕の位置やキーボードとの距離も調整する
首まわりや肩甲骨の可動域を広げることで、負担を減らせます。
例:首の後ろ伸ばしストレッチ
1.椅子に座り、両手を頭の後ろに添える
2.あごを引き、ゆっくりと頭を前に倒す
3.首の後ろが心地よく伸びたところで15秒キープ
※ 無理のない範囲で、呼吸を止めずに行いましょう
ストレートネックは、現代のライフスタイルと深く関係している「姿勢のトラブル」です。
軽視して放っておくと、首こりや頭痛、集中力の低下など、日常生活に支障をきたすこともあります。
ですが、普段の姿勢や習慣を見直すことで、悪化を防ぎ、少しずつ改善していくことも可能です。
「最近、首まわりが疲れやすい」
「姿勢が気になる」
「集中力が続かない」
そんなサインを感じたら、今日から少しずつ生活を見直してみましょう。