2024.01.15
こんにちは!兵庫 平川接骨院/針灸院 柔道整復師の林です。
お尻から足に走る痛み、これって坐骨神経痛?
坐骨神経ってそもそもどこにあるの?
神経の役割とは?
今回は、坐骨神経痛について詳しく解説します。
まず、坐骨神経とは、人体の中で最も太く、そして長い神経の一つです。
この神経は腰椎から足にかけて広がり、お尻の筋肉の間から表面に現れ、さらに太ももの後ろを通り、ふくらはぎの外側に至ります。
坐骨神経痛は神経に沿った痛みが特徴で、痛みやしびれを含む症状を総じて指します。
しかし、正確な病名ではなく、その症状の一般的な呼び名とされています。
この痛みの原因は一般的に、腰椎の変形による神経の圧迫やお尻の筋肉の圧迫が挙げられます。
しかし、坐骨神経痛の根本的な原因は他にあるのです。
前の章で述べたように、坐骨神経痛の本当の原因は別にあります。
坐骨神経痛の本当の原因は筋肉なのです!
これまで神経の圧迫が原因とされてきた方には驚きかもしれません。
神経が原因ではない理由は、神経があくまで情報の通り道であるためです。
通り道に何らかの理由で圧迫がかかると、情報がうまく伝わらず麻痺の状態が起こります。
神経が原因の麻痺は動かせないや感覚が無い状態をいうので、痛みやしびれの感覚がある場合は麻痺ではないのです。
では、具体的に坐骨神経痛を引き起こす原因はどの筋肉なのでしょうか?
筋肉の場所を知ることでセルフケアに役立ててください。
実は坐骨神経痛の原因となる筋肉は一つではありません。
その代表的なものとして挙げられるのは、お尻(股関節)の外側に位置する中臀筋や小臀筋、そして太ももの裏側の筋肉であるハムストリングスです。
これらの筋肉が原因となるのは、動きすぎる、または長時間同じ姿勢を維持することで血流不足になり、筋肉や筋膜が酸素・栄養素不足になり、硬くしこりのようなものができます。
このしこりは『トリガーポイント』と呼ばれ、痛みの発端となります。
トリガーポイントには2つの特徴があります。
1つ目は、トリガーポイント自体が痛みやしびれの原因となること。
2つ目は、トリガーポイントが存在する部位と離れた場所に痛みやしびれを引き起こすこと(関連痛)です。
関連痛が坐骨神経の走行に症状を引き起こすので神経痛と誤解を生む原因となっています。
トリガーポイントこそが痛みやしびれの源であり、神経の圧迫が必ずしも原因ではないことを理解することが重要です。
いかがでしたか?
坐骨神経痛の原因が筋肉にあると知らなかった方は、驚きますよね。
坐骨神経痛の治療ではトリガーポイントを正確に見つけ、筋肉や筋膜の状態を改善することが重要になります。
当院では、国家資格を持つ施術者が精度の高いカウンセリングと触診によって、トリガーポイント(筋肉のしこり)の場所を正確に見つけ、手技治療に加えて針治療やハイボルト治療も併用して施術をし、坐骨神経痛によって悪化している血流を改善します。
坐骨神経痛でお困りの方はお気軽にご相談ください!
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