2024.01.05
こんにちは!兵庫 平川接骨院/針灸院 柔道整復師の林です。
日々の生活の中で、なかなか取れない痛みにお悩みではありませんか?
今回はなかなか解消しない痛みに焦点を当て、その原因と解決策についてお話しします。
痛みからの解放は、【痛みの悪循環】を理解し、断ち切ることから始まります。
そもそも私たちは、どうやって痛みを感じているのでしょうか?
身体や筋肉が損傷を受けると、筋肉が必要とする「酸素」が不足してしまい、「発痛物質」の生成を促す原因となります。
身体内部から放出される「発痛物質」が神経を刺激することにより、私たちは痛みを感じます。
以下の図をご覧ください。
トップの組織損傷では、筋肉に十分な酸素や栄養素が行き渡っていません。
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酸素や栄養素の不足により、発痛物質が大量に生成されます。
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痛みを感じる神経の感知器が刺激され、興奮状態になり、痛みが発生します。
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発生した痛みにより「交感神経」が興奮し、血管や筋肉が収縮します。
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収縮により血流が悪化し、筋肉に必要な「酸素」が運ばれません。
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筋肉が「酸欠状態」となり、再び発痛物質が発生します。
このような否のサイクルが「痛みの連鎖」と呼ばれます。
酸欠状態の筋肉を繰り返し使ったり、筋肉を過度に使うことで、トリガーポイントが形成され、痛みやしびれを伴う「筋筋膜性疼痛症候群(MPS)」が引き起こされます。
このサイクルが進むほど、慢性的な痛みが生じ、その回復にはより多くの時間が必要になります。
筋肉のトリガーポイントによる痛みの悪循環を止めるためには、何よりも「血流の改善」が必要です。
酸素や栄養素は血流によって運ばれ、筋肉に必要なサポートをします。
血流を改善させ、徐々に良好な状態の筋肉に回復させることが痛みの悪循環を止める鍵となります。
では、どのようにして血流を改善すれば良いのでしょうか?
もちろん、根本的な改善には専門的な治療が欠かせませんが、同時に自身のケアも効果的な方法になります。
① お風呂でリラックス
お風呂に20分つかることは、痛みが発生している場所だけでなく、全身を温めてリラックスする効果があります。
リラックスすることで「副交感神経」が活性化し、血管が広がりやすくする効果があるので、血流促進効果が期待できます。
ただし、お風呂の温度は39℃~40℃のややぬるめに設定することが重要です。
高温のお風呂は血管を収縮させ、逆に緊張状態を引き起こす可能性があるため注意が必要です。温度調整には注意してください。
② カイロや湯たんぽで痛みが出ている部分を温める
・カイロ
衣類の上からカイロを当てましょう。
コルセットやサポーターなどで圧迫してしまうと血流が悪くなり皮膚の温度があがって、低温やけどを引き起こしやすくなります。
長時間同じ部位に貼って、寝てしまうと同じように、低温やけどを引き起こしやすくなるので注意しましょう。
・湯たんぽ
就寝前に湯たんぽを使用する際は、直接肌に触れないようにしましょう。足に湯たんぽを置いたまま寝ると、低温やけどの危険性が高まる可能性があります。
特に足は感覚が鈍く、熱を分散しにくいため、慎重に使用することが重要です。
なお、トリガーポイントによる痛みには血流促進が有益ですので、シップよりもカイロや湯たんぽが効果的です。
※シップには強力な消炎鎮痛剤が含まれており、血行を悪くする可能性があるため使用には注意が必要です。
痛みを無視すると「痛みの悪循環」が続く可能性があります。
痛みの悪循環を止めるには、以下の二つが最も重要です。
①痛みの原因を突き止め、根本的に治療すること。
→当院では国家資格を持ち、専門的な施術研修を行なっているスタッフが精度の高いカウンセリングと検査を行い、痛みの原因となっている(トリガーポイント)を突き止め、根本的な施術を行います。
施術自体は痛気持ちいい程度で、骨をボキボキとさせるものではないので、安心して受けることができます。
②痛みがなくなっても痛みの悪循環が再発しないように、定期的なケアをすること。
→ストレッチや温熱療法も重要ですが、筋肉のケア(メンテナンス)を継続的に行うことは必要不可欠です。
日常生活の中でも、筋肉は常に負担を受けています。
痛みが軽減したりなくなったとしても、再び痛みが再発する可能性があります。
もし「症状が改善してきたのでいいかな」と考えている方は、痛みの悪循環が再び発生する可能性があることを理解し、定期的なメンテナンスを行いましょう。
当院では痛みのない状態を維持できるようにしっかりとサポートいたします。
お身体のことでお困りの方は“兵庫 平川接骨院/針灸院”お気軽にご相談ください!
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