2023.12.29
こんにちは!
兵庫 平川接骨院/針灸治療院の林です。
針灸治療とは、身体の不調を針を使用することで改善に導く治療方法の一つです。
針灸院に行った時やメディアで施術している光景を見た方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、針灸治療がどのようにして身体に良い影響を与えているのか、その施術方法と得られる効果について解説していきます。
「病院ではなかなか改善しない症状を針灸治療で改善させたいけど、よくわからなくて怖い…」とお悩みの方はぜひ参考にしていただければと思います。
針灸治療とは、専用の鍼やお灸を用いて身体のツボを刺激し、不調の改善を目指す治療法です。
中国で誕生し、6世紀の飛鳥時代に日本に伝わりました。欧米でも注目を集め、改善までのメカニズムについて完全には解明されていませんが、近年ではWHO(世界保健機関)が有効性を認めるなど、その効果は世界的に認知されています。
針灸治療で使用される針にはステンレス針が使用されます。
ステンレス針の細さは直径0.10mm〜0.30mmほどで髪の毛と同じくらいの太さのため、身体に刺しても痛みを感じることはめったにありません。
また日本には、管を使用して針を刺す「菅針法(かんしんほう)」が良く知られており、こちらもほとんど痛みを感じることなく治療ができる方法です。
身体に刺した針は皮膚を通過し、深い位置の筋肉に刺激を与えることで筋肉の緊張をほぐし身体の不調を改善していきます。
灸での施術方法は、身体の上に置いた艾(もぐさ)に火をつけ、その熱によって体表を刺激して不調を改善していきます。
灸の施術には直接灸(有痕灸:ゆうこんきゅう)と間接灸(無痕灸:むこんきゅう)の2種類があります。
直接灸は身体の上に直接艾を置いて火をつける方法、間接灸は身体と艾との間に緩衝材を入れるなどして隙間を空けて間接的に熱する方法です。
近年では、火を使用しない灸や機械式の灸も使用されています。
鍼灸がもたらす代表的な効果としては、血行促進、生体機能調整、免疫活性化が挙げられます。
・血行促進効果:血管を拡張させて血行を促進させる効果
・生体機能調整:人間の体内器官や組織を回復させる効果
・免疫活性化:針灸の作用によって白血球が増加することで、肺内の免疫機能が活性化して感染症や癌にかかりにくくなる効果
これらの効果は、肩こりや腰痛から冷え性まで身体の不調改善に非常に有効的です。
針灸の施術が有効な症状は多岐にわたります。
例として、運動器系、消化器・呼吸器系、感覚器系、泌尿器・産婦人科系、小児疾患、その他の症状を挙げてみました。
・運動器系:肩こり・腰痛・五十肩・腱鞘炎 など
・消火器・呼吸器疾患:慢性胃炎・便秘・下痢・気管支喘息・鼻炎・食欲不振 など
・疼痛性疾患:頭痛・坐骨神経痛・術後の疼痛 など
・循環器系疾患:冷え性・低血圧による症状 など
・感覚器系疾患:癌税疲労・難聴・耳鳴り・メニエール病
・泌尿器・産婦人科系疾患:更年期障害・失禁症・月経異常 など
・小児疾患:小児神経症・夜尿症・消化不良 など
・その他:自律神経失調症・不眠症・肥満・アレルギー性難聴・顔面神経麻痺 など
(参考:鍼灸医療推進研究会「鍼灸FACTBOOK」より)
針灸治療による血行促進効果や生体機能調整効果などは、慢性的な肩こりから高血圧症まであらゆる症状に応用ができます。
また上記のような具体的な症状の他にも、日常生活における「なんとなくだるい」「ストレスが溜まっている」などの状態にも効果があります。
平川接骨院/針灸治療院では、身体の不調を引き起こしている硬くこわばった筋肉「トリガーポイント」を正しく特定し、針を刺入する「トリガーポイント針治療」を提供しています。
トリガーポイントとは長時間のデスクワークや日常的にかかる負荷によって血流が滞り、筋肉が固まっている部分を指します。
病院や整体に通っても思うように改善しない方は、このトリガーポイントが原因かもしれません。
当院の治療で使用する針は髪の毛ほどの太さで、すべて使い捨ての物を使用しておりますので、安心・安全です。
また、針治療を行う前に「トリガーポイントリセット整体」という手技治療を行うため、身体の不調を引き起こしている原因の筋肉を正確に見つけてから施術に入ることができます。
よって、これまで神経や骨が原因で引き起こされていると思っていた身体の不調・痛みの原因に直接アプローチができ、慢性的な症状でもスッキリと改善に導きます。
国家資格を取得しており、約200時間以上もの研修を経た施術者がお客様の施術を担当しますので、針治療が初めてで不安な方、針治療について相談したい、という方は是非一度 平川接骨院/針灸治療院にご相談ください!
土日・祝日も夜20時まで受け付けております!