「反り腰」が原因で起こる坐骨神経痛・腰痛とは⁉

反り腰とは？坐骨神経痛・腰痛との関係は？

反り腰とは文字通り腰の反りが強い姿勢のことをいいますが、解剖学的に言うと骨盤が前方に傾いて、坐骨（お尻の下の骨）が後ろに突き出ている状態を指します。

腰の反りを強調する筋肉が過剰に働くことから生じ、さらにお腹の筋肉が弱くなると、腰の反りが強まり、常に反った状態になることで、腰への負担が増すだけでなく、殿部や下肢にも影響が及び、筋肉の緊張が強まります。

筋肉への負担が増加し緊張が高まると、徐々に筋肉が硬直し、その結果「トリガーポイント」と呼ばれるシコリ(血行障害)ができ、慢性的な腰痛や坐骨神経痛のような痛みが引き起こされることがあります。

坐骨神経痛・腰痛の具体的な原因を特定することは難しく、同じ症状であっても人によって原因が異なることが多いので、一概には言えませんが「反り腰」は腰痛や坐骨神経痛の方に多く見られる特徴の一つです。

反り腰のチェック方法

立った状態でのチェック方法

1.壁に頭、背中、お尻をつけて立ちます。

2.壁と腰の間に手を入れ、「手のひら一枚分の隙間があるかどうか」を確認します。

隙間が一枚以上ある場合、反り腰の可能性が高いです。

また、足を伸ばすと腰痛が増し、膝を立てると痛みが和らいだり、前モモの筋肉がパンパンに張って太ももが太い場合も反り腰である可能性が高いです。

反り腰になる具体的な3つの原因

１妊娠や体重の増加

妊娠後期や急激な体重増加によりお腹が大きくなると、その重みによって身体が前方に傾き、この姿勢を整えるために腰が反りかえります。

特に、妊娠後期でお腹が大きくなると、体の中心が前方に傾くため、妊娠中に反り腰になることは避けられません。ですが、出産後も授乳や抱っこで反り腰の姿勢のままでいることで反り腰が習慣化して、腰痛や坐骨神経痛に繋がりやすくなります。

2 ヒールの高い靴を良く履く

ヒールの高い靴を履くことで、つま先や前方に体重がかかり、身体が前方に傾きます。この傾きを支えるために腰が反りかえり、反り腰になりやすくなります。

3 長時間のデスクワーク

デスクワークで座る時間が長いと反り腰に悩まされることが多い傾向にあります。特にパソコンやスマートフォンを使用する際は、前かがみの姿勢が続きやすく、肩が丸まり背中が曲がった姿勢になることが多いです。特に一日に8時間以上座りっぱなしの場合は、腰への負担が増加してしまいます。

反り腰改善ストレッチ

背中のストレッチ

❶両手を肩の真下に、股関節の真下に両膝を置き、両足を肩幅程度に開いて、四つん這いになります。

❷息を一度吸って、息を吐きながら背中をゆっくり丸めます。

❸息を吸うタイミングで同時にゆっくり背中を反らします。

❹これを10回繰り返します。肘や膝を曲げずに背骨を動かすことを意識してください。

太ももの前のストレッチ

❶椅子に対して横向きに立ち、背中をまっすぐ伸ばして浅めに腰をかけて座ります。

❷右足を斜め前に出し、反対の足を斜め後ろに大きく引きます。

❸背中を伸ばした状態で、お腹を突き出すように、右足に体重を移動させます。

❹左太ももの前側が伸ばされているのを感じるまで伸ばしましょう。その状態で20秒キープします。脚を替えて、反対側も同じようにストレッチを行います。

反り腰の改善は、腰痛・坐骨神経痛の予防にもなります。

今回ご紹介したストレッチは日常生活に取り入れやすく、簡単にできるものです。

ただし、効果を感じるには時間がかかることがありますので、根気よく続けていくことが大切です。

反り腰による腰痛・坐骨神経痛でお悩みの方に効果的な治療法

反り腰は慢性的な腰痛や坐骨神経痛の原因とされることが多いですが、反り腰による歪みやズレは痛みの結果として現れるものであり、反り腰が腰痛や坐骨神経痛の直接的な原因ではありません。

反り腰によってお腹と腰の筋肉のバランスが悪くなることで腰部の血流が低下し、筋肉の中にトリガーポイントという筋肉のシコリ(血行障害)が出来、痛みを引き起こすのです。

平川接骨院の「トリガーポイントリセット整体」は当院独自の施術方法で、コリの原因となる筋肉のしこり部分を指圧することで血流を良くして痛みを解消します。

反り腰による腰痛・坐骨神経痛の治療においてトリガーポイントを正確に見つけ、筋肉や筋膜の状態を改善、治療を行うことが必要な治療になります。

これには、専門的な知識と技術が必要です。

当院の施術スタッフは、国家試験を持ち、専門的な施術研修も行なっているため、毎回精度の高いカウンセリングと施術を行えます。

 施術自体は痛気持ちいい程度で、骨をボキボキとさせるものではないので、安心して受けることができます。

反り腰による腰痛・坐骨神経痛でお困りの方はお気軽にご相談ください！

兵庫 平川接骨院/針灸院について詳しくはこちらをご覧ください。

（https://hyogo-hirakawa.jp/）